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ミネラルウォーターの成分比較とラベルから読み取れること

ペットボトルのお水

「ミネラルウォーター」とは

成分比較をする前に「ミネラルウォーター」とは何か、について簡単に解説します。

世間一般ではペットボトル入りの天然水を全て「ミネラルウォーター」と呼んでいます。私もそう思っていました。ですが実際には違います。一般的にミネラルウォーターと呼ばれている飲料水には下記の通り4つの種類があります。

ナチュラルウォーター:特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの

ナチュラルミネラルウォーター:ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水、炭酸入りを含む)を原水としたもの

ミネラルウォーター:ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているもの

ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のものにあっては「飲用水」又は「ボトルドウォーター」と記載すること。

上記のものはミネラルウォーター類の品質表示ガイドラインから一部を抜粋しました。普段ミネラルウォーターと呼んでいる飲料水にはこのようにいろんな決まりがあるんですね。このページでは品名も記載してあるのでそこにも着目してください。

市販のミネラルウォーターの成分表

市販のミネラルウォーターの成分を比較しました。

このサイト内ではすでにウォーターサーバーで扱われている天然水の成分比較を行っているので同じ主要成分4項目(ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム)について比較していきます。

このページで扱うのはパッケージに記載されている成分のみです。価格については買うお店によって異なるので比較しません。ご自分と相性のいいお水を探すお手伝いをできれば幸いです。

比較する9品

今回比較する9品はこちらです。

  • いろはす
  • 南アルプスの天然水
  • 富士山麓のおいしい天然水
  • エビアン
  • ボルビック
  • クリスタルガイザー
  • コントレックス
  • MIU(ミウ)
  • キリンアルカリイオンの水

いろはす

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 1.2mg
カルシウム 0.95mg
マグネシウム 0.30mg
カリウム 0.10mg
硬度 36.1

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

南アルプスの甲斐駒ケ岳(山梨、長野)で採水しています。いろはすはペットボトルがつぶしやすく環境にやさしいという点が注目されがちですが、しっかりとナチュラルミネラルウォーターです。硬度も36.1と低い軟水です。

南アルプスの天然水

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 0.4~1.0mg
カルシウム 0.6~1.5mg
マグネシウム 0.1~0.3mg
カリウム 0.1~0.5mg
硬度 30

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

サントリーのロングセラー商品です。かなり昔からありますよね。成分に幅を持たせているのは季節的な要因なのでしょうか。きちんと発表しようという誠実さの表れだと思います。天然のものですから変動があるのは当然と言うべきでしょうか。

採水地は山梨県北杜市白州町。硬度は低い軟水。ph値は約7でほぼ中性となります。

富士山麓のおいしい水

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 1.0mg
カルシウム 0.19mg
マグネシウム 0.56mg
カリウム 0.19mg
硬度 63

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

富士山麓のおいしい水

これはちょっとマイナーかな、と思ったので写真を載せてみました。自動販売機ではよく見かけますね。バナジウムが1本あたりで36μg含まれています。ph値が7.8で弱アルカリ性なので体にはいいと思います。量も530ml入りなので多少お買い得です。

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トータルコストは最安値クラス。激安天然水の信濃湧水の解説

エビアン

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 0.7mg
カルシウム 8mg
マグネシウム 2.6mg
カリウム 記載なし
硬度 304

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

エビアンはさすが輸入品ですね。硬度はけた違いの304なので硬水です。また、硬度300以上を「超硬水」とする分類もあるので超硬水と呼んでも差し支えない数値です。赤ちゃんには飲ませないようにしましょう。

採水地はフランスです。

ボルビック

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 1.16mg
カルシウム 1.15mg
マグネシウム 0.8mg
カリウム 0.62mg
硬度 60

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

海外のミネラルウォーターとしてはかなり有名なこのボルビック。輸入品としてのイメージを覆す硬度60の軟水です。とても飲みやすいと思います。phは7の中性です。

採水地はフランスです。

クリスタルガイザー

スプリングミネラルウォーター
ナトリウム 1.13mg
カルシウム 0.64mg
マグネシウム 0.54mg
カリウム 0.18mg
硬度 38

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

クリスタルガイザーは輸入品ながら硬度は38で軟水です。これは「超軟水」とも呼べるかなり低い数値です。輸入品は硬水というイメージは当てはまりません。また、名称は「スプリングミネラルウォーター」です。海外と日本では天然水に対する品質基準が異なるため名称が違うのかなぁ、と推測します。近年話題となっているバナジウムが5.5μg含まれています。

原産国はアメリカです。

ペットボトルのふたの形状がコストコのカークランドのお水と同じなのは気のせいでしょうか。

コントレックス

ナチュラルミネラルウォーター
ナトリウム 4.7mg
カルシウム 234mg
マグネシウム 37mg
カリウム 1.4mg
硬度 1468

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

硬水と言えばコントレックスと言ってもいいほどの超硬水。硬度は4けたの1468です。

赤ちゃんには飲ませないでください。

カルシウムが豊富なので歯に良さそうですね。というよりミネラルが豊富なので美容にいいと言われていますね。同量を食べ物から摂取するとなるとなかなか大変そうです。

美容に関心が高い女性からの支持が高い商品です。

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MIU(ミウ)

ボトルドウォーター
ナトリウム 1.4mg
カルシウム 0.6mg
マグネシウム 1.8mg
カリウム 0.9mg
硬度 88

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

miu

これも若干マイナーかな、と思ったので写真付きで紹介します。

「海洋深層水」という新しいジャンルを切り開いたこのお水、名称はボトルドウォーターです。硬度は他よりも高めの88で海のミネラルが豊富ですね。

このMIUに関して私が気になるのはph値が6.0でやや酸性よりなんですね。分類によっては6なら中性の範囲内と言えなくもないですが、気になる方はいるんじゃないでしょうか?ちなみに私は購入を控えています。

キリンアルカリイオンの水

ボトルドウォーター
ナトリウム 0.8mg
カルシウム 1.3mg
マグネシウム 0.64mg
カリウム 0.16mg
硬度 59

※上記は100mlあたりの数値、硬度は1ℓあたりとなります。

このページでの比較対象最後となりました。

解説を始める前にひとこと。キリンのアルカリイオンの水はナチュラルミネラルウォーターではありません。「ボトルドウォーター」です。これはキリンを攻撃するために書いているのではなく市販のペットボトルの入りのお水は全てナチュラルミネラルウォーターであると勘違いしている方のために書いています。

私もこのページを書く前まではそのように思い込んでいました。しかし冒頭で説明した通りそうではありません。

ラベルの「名称」の欄を見てください。一定の基準を満たしたものではないと、ここにナチュラルミネラルウォーターとは書けないんです。キリンアルカリイオンの水は名称がボトルドウォーターです。

とは言え硬度は59と他のナチュラルミネラルウォーターと比べてもやや高め、ph値は8.8~9.4なのでアルカリ性です。採水地も静岡県御殿場市なので富士山の伏流水を汲んでいます。品質的には見劣りしていません。

これをナチュラルミネラルウォーターと詐称して販売していたら問題なんでしょうけど、価格の安さからネット通販などでも上位の人気商品ですがナチュラルミネラルウォーターではない、ということは分かったうえで購入しましょう。

硬度とは

ミネラルウォーターを比較したい方は硬度が気になっている方も多いと思います。ではこの「硬度」ってなんでしょうか。

硬度の計算式は下記の通りです。

カルシウム量(mg/ℓ)×2.5+マグネシウム量(mg/ℓ)×4.1=硬度

要するにカルシウムとマグネシウムが豊富なお水は硬度が高いという事になります。

この高度の値によって軟水、硬水などといった呼び方があります。

  • 軟水:硬度100まで
  • 硬水:硬度101以上

一般的な分類では上記のようになっています。軟水は口当たりがまろやかで飲みやすい、赤ちゃんのミルクや料理には軟水を使うべし、となっています。

硬水はミネラルの補給には適していますが、風味が独特でのどごしが苦手という方もいます。

こちらのページ軟水と硬水の違い。どっちがいいの?も参照してください。

採水地・採水方法による分類

ミネラルウォーターのラベルから読み取るべき情報には採水による分類も含まれています。

採水による水の分類は商品ラベルでは「原材料名」と書かれています。(写真はエビアンです)

エビアン

採水による水の分類は下記の7種類に分けられます。

  1. 浅井戸水:浅井戸からポンプ等によって採取された地下水
  2. 深井戸水:深井戸からポンプ等によって採取された地下水
  3. 湧水:汲みだしたのではなく、自然に湧き出している地下水
  4. 鉱泉水:自然に湧き出している地下水のうち水温が25℃未満で溶存鉱物などにより特徴づけられる地下水
  5. 温泉水:自然に湧き出している地下水のうち水温が25℃以上、または温泉法によって規定される地下水のうち飲用に適している水
  6. 伏流水:上下を不透水層に挟まれた透水層が河川と交わるとき透水層内に生じる流水
  7. 鉱水:ポンプ等により採取した地下水のうち溶存鉱物などにより特徴づけられる地下水

採水地や採水方法によって様々な水の種類があることが分かります。

phとは

phは「ペーハー」と読みます。これは酸性かアルカリ性かを分類する数値で7が真ん中の中性です。数値が小さいほど酸性が強くなり、数値が大きいほどアルカリ性が強くなります。

人体は通常はphが7.4なので若干アルカリ性よりです。飲み水も弱アルカリ性が相性が良く、大半のミネラルウォーターは弱アルカリ性または中性です。

人体は疲れれば疲れるほど酸性に傾くと言われています。また、口内が酸性になると虫歯の原因になるとも言われています。こういったことから酸性のお水を多く飲むことは望ましくありません。

酸性の飲み水が売られていることはあまり見かけませんが、もし売っていたとしても特別な目的がない限りは買わずに、中性または弱アルカリ性のお水を飲むようにしましょう。

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