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ミネラルウォーターと水道水の安全性を比較

水道を飲む女子

本当に安全なお水を手に入れるために

ミネラルウォーターと水道水の安全性に関する基準などを調査・比較しました。お金を払って手に入れるミネラルウォーターは採水地などを選択することができますが水道水はお住まいの地域のインフラなので引っ越さない限りは選択の余地はありません。この両者の違いを徹底比較し、本当に安心して飲める水はどちらかを具体的に説明します。

水道水の安全性について

法によって厳格な基準のある水道水

水道水は「水道法」という個別の法律によってかなり厳しい基準が設けられています。まずは水道法を一部抜粋してみましょう。

水道法 第2条(責務)

国及び地方公共団体は、水道が国民の日常生活に直結し、その健康を守るために欠くことのできないものであり、かつ、水が貴重な資源であることにかんがみ、水源及び水道施設並びにこれらの周辺の清潔保持並びに水の適正かつ合理的な使用に関し必要な施策を講じなければならない。

上記の通り国・地方公共団体両方に対し、水道施設の保持・管理を義務付けています。

また、厚生労働省による「水質基準に関する省令」は51も検査項目を義務付けています。この中には発がん性物質として話題になることが多いトリハロメタンや猛毒のヒ素などに関しても厳しい基準が設けられています。(時間がある方はリンク先の省令を見てみてください)

これを見るとかなり細かく基準が決められていることが分かります。また、水質検査に関しても方法などが法律によって決められています。水道に対してなぜここまで細かい法律の規制があるのかというと上記の水道法の第2条にもある通り水道は人の生活に欠かせないものだからです。

人はお水を飲まないと死んでしまいます。そのため電気・ガス・水道などのいわゆる「ライフライン」と言われるものの中でも水道は最も重要視されています。

また、飲み水以外でも料理などにも使うので人の口の中に入るものにも多く含まれます。日常生活でも洗濯や掃除、お風呂など肌に触れる機会も多くあり衛生的な生活には清潔な水は欠かせません。

このように水道水は人の一生と言っても大げさではないほど長期間にわたって利用するものです。そのため長期間大量に使用しても健康に被害が出ない水質を維持することが求められているのです。

浄水技術の向上により水道水の水質はとても良くなっており、カルキ臭さも以前ほどではありません。カルキ(塩素)は水道水の水質保持のために必要最低限の量が入れられているのでそのまま飲んでも害はありません。

水道はインフラとして多くの人にとって生まれた時から家にあるものとして利用しています。水道の契約先を選んだ経験がある方はそうはいないはずです。水道には選択の余地がありません。近年では電気事業者を選べるようになっていますが水道に関してはお住いの地域の水道局と契約するしかないのです。そのため選択の余地がなくても安全できれいな水が手に入るように法律によって厳しく規制されているのです。

また、水道は決して無料ではありません。皆さん水道料金毎月払っていますよね。水道に関しては公営事業なので営利目的で払わせているのではありません。払った水道料金は水道施設の維持などに使われています。(水道法によって料金の決定方法も決められています)たくさんのお金と人手をかけて水道は成り立っています。「タダの水は安心できない」と思っている方がいたらそのイメージは間違っていると言わざるを得ません。

以上のことから水道水は十分に「安心して飲める水」と言えます。

しかし近年ではこれに「平常時であれば」と、付け加えるべき状況となりました。

水道の最大の欠点は他に切り替えることができないこと

水道の大きな欠点は選択の余地がなく、他に切り替えることができないことです。水道局はもちろん、取水地も選べません。

東日本大震災による福島原発事故の放射能汚染のような大きな事件・事故が発生しても同じ水道を不安を抱えつつ使わなくてはならないのです。当時は関東地方を中心に水道水から放射能が検出されてとても不安でした。私は東京在住なのでこのことをよく覚えています。

福島原発事故をきっかけに家庭用ウォーターサーバーが一気に普及したのにはこうした事情があるからです。

「公害」というものが過去のもので社会科の教科書に書いてある話、という程度の認識の方も多いでしょう。不安をあおるつもりはありませんが原子力発電所にもかつては「安全神話」と根拠のない安全性をみんなが信じていました。これが今となってはすっかり崩壊しています。原発以外にもどこかの悪い業者が工業廃水を川に流しているかもしれません。

水道の場合は取水地の選択ができないのでこうした環境汚染に対抗する手段と言えば使用の制限を呼びかける程度しかできないのです。

また、雨不足などでも使用が制限されます。環境によって強い影響が出ること。これが「平常時であれば安全な水」という理由です。

水道管などの老朽化

もう一つ水道の欠点をあげるとすれば水道管などの水道設備の老朽化の問題があります。水道管の材質には金属、非金属(樹脂製など)があり金属製であれば耐用年数は比較的長くなりますが内側にサビが発生することもあります。これが赤水などの原因です。

冒頭に書いた水道法にある通り水道設備の維持・管理に関しても法律によって決められていますがこれはあくまで公共の部分に限っての話です。具体的にいうと家の目の前の道路の地下に埋められている水道管までが法律でお役所に対して維持を義務付けていますが私有地部分に関しては所有者本人の自己管理、ということになります。

ここで問題になるのは築年数の長い集合住宅です。築年数の長い集合住宅の場合は建物内の配水管のメンテナンスがされていない場合はきれいなお水が出ていないかもしれません。また、大規模な集合住宅の場合は独自の浄化水槽があり、ポンプで各部屋に送水していることもありますがそれもメンテナンスはもちろん必要です。

分譲マンションの場合は修繕工事が定期的にされることが予定されていますし、そのための修繕費が積み立てされています。賃貸の場合は不動産屋さんに給水設備のメンテナンスはされているかを聞いてみるといいでしょう。

材質によってさまざまですが築10年程度でもサビによって赤い水が出た事例もあるそうです。赤水や濁り水は近所で水道工事がされても出ることもありますが建物内の給水設備によっても出ることもあります。

一戸建てであっても水道設備の老朽化はもちろんしますが集合住宅の場合ほど深刻にはならないことが一般的です。

  • 環境汚染に対して取水地を変えるなどの解決策をとれない
  • 水道設備の老朽化による水質の低下

以上の2点が水道の大きな欠点と言えます。

多発する水道管破裂事故

こちらの動画をご覧ください。これはYouTubeから拝借した水道管破裂事故を伝える画像です。

近年水道管破裂事故のニュースが増えてきている気がします。

日本の水道は1970年代に普及が拡大しました。現在では上水道に関しては完備が当たり前の時代になっています。「世界一の水道網」と言われるほど立派な日本の水道管は総延長で約66万キロあります。地球1周を4万キロとすると16周分以上ある計算になります。狭い日本の地下にはこんなにたくさんの水道管が埋まっています。

一般的に水道管の耐用年数は40年と言われており、1970年代に設置されたものはその耐用年数の限界を2010年代に迎えることとなります。すでに耐用年数を経過した水道管は約8万キロ分、地球を2周する長さがあるそうです。水道管破裂事故が多発するのもうなずけるデータですね。

各地の水道局によって急ピッチで水道管交換などのメンテナンスが行われています。このメンテナンス費用は水道料金に上乗せされて私たち一般市民が払っています。なので水道料金は今後値上げの方向へと向かっていくでしょう。水道料金は各市町村によって異なるので料金表を過去のものと見比べてみましょう。(すでに値上げしている自治体もあります)

ミネラルウォーターの安全性について

ミネラルウォーターの安全性について詳しく解説します。(このページ内での「ミネラルウォーター」とはペットボトル入りの市販のものとウォーターサーバー専用として宅配されるもの両方を指しています)

食品衛生法での扱い

ミネラルウォーターは法律上の扱いとしては「水のみを原料とする清涼飲料水」です。清涼飲料水とはいわゆる「普通の飲み物」全般でアルコール類や乳製品、乳酸菌飲料を除いたものです。ジュースと同じカテゴリーに入れらています。

「水道法」という個別の法律によって規制されている水道水に対して食品衛生法でジュースと同じ扱いをされているミネラルウォーター、同じ水なのに随分と扱いが違う気がしますよね。

先にも書いた通り水道水は人が一生使い続けることを想定しています。それに対してミネラルウォーターは必要としている人が飲みたい分だけ買う、一時的な利用をする嗜好品(ぜいたく品)として考えられているからです。なので法律的には多少ゆるめに扱われています。

  • 一生使い続ける生活必需品としての水道水
  • 一時的なぜいたく品のミネラルウォーター

この両者の違いが法規制にも表れてれています。

法規制では水道水のほうが厳しい

ミネラルウォーターは水道水よりも規制が緩いです。

ネット上では「ミネラルウォーターは水道水より5倍も危険」という書き込みがよく見られますが、この根拠について説明します。東京都水道局トピック第12回「ミネラルウォーター類」ではミネラルウォーターと水道水の水質規格について発表されています。

この中で

  • 鉛及びその化合物
  • ヒ素及びその化合物

上記の二つが水道水の規格では0.01mg/リットル以下なのに対し、ミネラルウォーターの基準では0.05mg/リットル以下となっています。これが「5倍も危険」の根拠となっています。(これ以外にもいくつか水道よりも基準のゆるい項目があります)

ですが5倍も危険とはあまりにも語弊があります。

これはあくまで基準値としての許容範囲が5倍まで許されているだけであって、必ずしもそれだけの量が入っているわけではありません。これはミネラルウォーターが天然のものを直接飲むので天然由来の成分が含まれる可能性もあるために基準値をゆるくせざるを得なかったんです。

とは言え沈殿、ろ過、加熱殺菌の3つの処理工程は規定されています。

近年では第3者機関によって水質検査を受けてその結果を公表しているメーカーも多くあります。特に放射能に関しては行っているメーカーが多いです。放射性物質が検出されないことを定期的に公表しています。

なので水質の基準や法律の規制の厳しさに関しては水道水と比べてばゆるい事は事実ですが、それが品質が劣っているということにはなりません。むしろメーカー独自の検査や品質管理によって安全性は保たれています。

ちなみに安全基準は輸入の物より国産のほうが厳しいです。安全基準そのものが日本と違う国がたくさんあります。なので国産のほうがより安全と言えるでしょう。

日本のミネラルウォーターの特徴

日本のミネラルウォーターの特徴は大半が軟水という事もあり、軟水ならではのメリットが多くあげられます。

  • 口当たりはまろやかで飲みやすい
  • 硬水ではお腹を壊しやすいという人にも安心
  • 赤ちゃんのミルクにも使える
  • お茶やコーヒーを入れてもおいしい
  • 炊飯や料理にも使える(素材の味を邪魔しない)

美容などの目的で硬度の高い水を求めている方などを除いては日本のミネラルウォーターは高品質であると言えます。なので私個人の意見としては日本のミネラルウォーターだけで十分だな、と感じています。

近年では「バナジウム水」や「温泉水」などバラエティに富んだ商品が多数あるので目的に応じて選べることもメリットです。

「ミネラルウォーター」の名称について

世間一般ではペットボトルに入ったお水は全て「ミネラルウォーター」と呼ばれていますが、商品ラベルなどを見ると必ずしもミネラルウォーターではないことが分かります。飲用水としてのお水の名称には下記のような決まりがあります。

  • ナチュラルウォーター:特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの
  • ナチュラルミネラルウォーター:ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水、炭酸入りを含む)を原水としたもの
  • ミネラルウォーター:ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているもの
  • ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のものにあっては「飲用水」又は「ボトルドウォーター」と記載すること。

上記のものはミネラルウォーター類の品質表示ガイドラインから一部を抜粋しました。天然水とは言っても採水した後の工程によって商品名が異なります。興味のある方は商品ラベルを見てみるといいでしょう。

ミネラルウォーターと言うと「ミネラルが豊富な水」というイメージがありますがミネラルの含有量には規定はなく、日本のお水は軟水が多いため海外のものと比べるとミネラル分は少ないです。

豊富な選択肢で安全な水を選べる

水道水と比較してミネラルウォーターのメリットは選択肢が豊富なことです。お店に行けばたくさんのミネラルウォーターが置いてあるし、ウォーターサーバーもいろいろあります。

選択肢が豊富ということはより安全性が高いものを選べばいいということです。

水道の場合は採水地が環境汚染されても、水道水から放射能が検出されてもほかには切り替えられませんがミネラルウォーターであれば他を買えばいいだけです。(買わないという選択肢もあります)

ウォーターサーバーの場合は他社に切り替えるか一つの会社でも複数の採水地から選べることもあります。

独占的な公営による水道と民間企業同士の競争のあるミネラルウォーターの違いがこのメリットになるわけですね。

さらなる安全な水を求める方へ

水道水、ミネラルウォーターの安全性を比較しましたがこの二つよりもさらなる安全を求める方にはROろ過水をおすすめします。

このROろ過水とは「逆浸透膜」というフィルターでろ過されたお水のことです。逆浸透膜は0.0001ミクロンの小さい物質をシャットアウトできるフィルターです。

  • 雑菌は0.2~1ミクロン
  • ウィルスが0.01ミクロン
  • トリハロメタンが0.01ミクロン

なので水に含まれている有害物質は99.9%取り除かれます。これがROろ過水を「ピュアウォーター」と呼ぶ由来です。

ROろ過水を「水道水をろ過しただけ」と悪く言う意見もありますがROろ過水の安全性はピカイチです。また、ROろ過は家庭用の浄水器ではできないのでそれだけの価値はあります。

ROろ過水はスーパーの店頭で配布されているものもあればウォーターサーバーで扱っているメーカーも多いです。赤ちゃんのミルクや離乳食を作る場合は不純物のないROろ過水がおすすめです。

このサイト内でもROろ過水を扱っているアクアクララなどを詳しく解説しています。興味があればこちらもどうぞ。

このページのまとめ

  1. 水道水は安全性は高いが環境汚染などには非常に弱い
  2. ミネラルウォーターは安全なうえに豊富な選択肢からより安全なものを選んで買える
  3. さらに安全なお水と言えるROろ過水

以上の3点をお伝えしました。

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